コンセプトアートやキャラクターデザイン案などの公開と
それにまつわるエピソード
アートデザインについては、自分と藤井プロデューサー、アートリードとリードコンセプトアーティストの4人で意見を出し合いながら進めてまいりました。開発当初は会議室で顔を合わせて話し合っておりましたが、そのうち新型コロナによるステイホームとなり、在宅にて通話越しでのやり取りとなりました。在宅での開発は慣れておらず、入れ違いや齟齬が生まれたり大変苦労いたしました。
まずは世界観のデザインについてですが、ネブロン達が方舟と呼ぶアークのデザインに関しては、人々が生活する活気がありつつも、人々を資源としてるネブロン達の監獄のような不気味さが出るように心がけました。鋼鉄や炎をメインとして、世紀末に縛られない重厚なデザインになってるかと思います。俯瞰視点でなかなか全景を見る機会がないのが残念ですが。
対比するようにリッドの拠点となる廃屋は、最下層のゼロからのスタートを象徴するように、崖の崩壊によって日の当たりにくい地下にあり、廃棄物に押しつぶされ半壊しているようなデザインにしております。本当にこんなところだったら、危なくて住めませんけどね。クラフトによって、この廃屋を立派にすることもできますので、ぜひ遊んでみてください。
キャラクターデザインに関しては、このゲーム自体がハーフゾンビやマイゾンビ、ゾンビクラフトなどユニークな要素があるので、いわゆる世紀末の色あせた暴力的なデザインにはせず、色味の強いポップさのあるデザインを心掛けました。
例えばゲーム初期の敵として登場するブランドンは、凶暴で残忍ではありますが、少し抜けているマヌケな性格をしているため、ちょっと愛嬌のある表情や髪形になるように心がけました。ちなみにブランドンは火炎放射器を武器としてる為、あの髪型は炎をモチーフにもしております。その他の登場人物も世紀末に縛られないポップなデザインとなっておりますので、お楽しみにしていただければと思います。
なお、このゲームはクラフトによって様々なアイテムを生み出しますが、そのアイテムも通常のクラフトとゾンビクラフトで、デザインの差別化が図れるように心掛けました。通常のクラフトはリアル系として、フィクション要素であるゾンビクラフトはかなり遊んだデザインになってるかと思います。武器・設置ユニット・料理・施設など、様々なアイテムが登場しますので、ぜひ色々作ってみていただければと思います。
『DEADCRAFT(デッドクラフト)』
ディレクター 黒地
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※画面はすべて開発中のものです。